11月12日(日)、こまち広場しがのフォーラム第2回を開催しました。
第1回よりこぢんまりとはしましたが、それでも滋賀と全国からご参加があり、第1部に一般だけで35名、登壇者や関係者を含めると約60名の参加があり、第2部ワークショップにも19名、懇親会はスタッフや講師を含めて20名以上が参加しました。
20年かけてまちを変えてきた福井からの3人のゲストの話には勇気づけられました。
まるで最初から順風満帆だったかのように見えていましたが、元はお金も信頼関係も何もない問題だらけのところからのスタートで、疑心暗鬼や揉め事の中から粘り強く話し合いを続けて問題を突破していって今があるという事実。
やろうという気構えさえあれば、滋賀でもいつかはやりとげられると思うことができました。
特別ゲストの滋賀県立八幡高校と八日市高校の5人の高校生の皆さんは、日ごろ近江鉄道線を利用する中で感じていることを教えてくれました。彼らの意見からは今の鉄道に足りないことを端的につかむことができ、公共交通の衰退とは利用する若者の声にきちんと耳を傾けてこなかった大人の問題なのだということが浮き彫りになったと思います。
ファシリテーショングラフィッカーの馬場奏さんがお話をまとめてくださいました。
岩崎正夫さんのお話↑
伊東尋志さんと清水省吾さんのお話↑
芝コーディネータによる高校生セッションとパネルディスカッション↑
第2部のワークショップも盛り上がりました。
第1回での「広場」が大事だということの気づきから、八日市地域のふるさと絵屏風を拝見し、まちにかつてあった広場的な場について考えました。わざわざ広場として整備されたものではないところに広場はあったという発見が興味深いものでした。
そこから、今日的な広場はどうすれば作っていけるかについてグループで考えていくと、鉄道や駅は広場になりえるという話が出てきました。
そして、第3回に向けてフィールドワークの宿題が出ました。
各自で近江鉄道沿線の各地を訪れて、「広場的要素」がありそうな場所、または少し手を入れるとそういう場になりそうな場所を探すこと。また、そこに来てもらいたい人ややれたら良いことも探すこと。
人が集まる場にはすてきな人がいるものなので、この人にぜひ出会ってほしいと思えるような人がいるところも、広場の候補になりそうです。
行くぞという方には、近江鉄道の一日乗車券との引換券が提供されました。
次回のワークショップでは「広場的要素」に関する地域資源を、沿線の地図上にマッピングする作業を行う予定です。さあ、どんな場が集まってくるか、楽しみです。
残念ながら今回は参加できなかった方も、ぜひ自主的なフィールドワークに出かけてください。仲間と誘い合わせて行けるように、「こまち広場しがに集うみんな」のLINEオープンチャットを立ち上げました(フォーラム参加者以外には非公開)。ひとりで行くのもいいですが、仲間と行くともっと楽しい。ぜひこちらで声を掛け合ってお出かけください。
このフォーラムは、途中乗車OK、途中下車もOK、下車前途は有効です。
まだ間に合います。いつからでもどうぞ飛び乗って、ともに新時代のまちづくりを切り拓きましょう!
お申し込みは、こちら から。
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さて、第1部の講師の資料を以下に掲載します。
公開は当日の参加者限りです。ダウンロードいただいた後、会場でお知らせした閲覧パスワードを入力して開いてください。
ご参加いただいた方でパスワードがわからない方は事務局までお問い合わせください。
公開期間は2023年12月下旬までの予定です。
(やさしい交通しが 事務局)
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