10月14日(土)は連続フォーラムの2回目の公式行事、第1回フィールドワーク「近江鉄道100円デイでいつもと違うまちを楽しもう」でした。
「100円デイ」の正式名称は「近江鉄道グループにぎわいづくりDAYガチャフェス2023」。近江鉄道沿線の活性化を地域まるごとで目指すイベントです。
地域に暮らす人と、近江鉄道に乗る人と、近江鉄道グループが一体となってつくりだすお祭りなのです。
初めて開催された昨年は「無料デイ」で3万8000人が詰めかけ、電車は満員、乗れずにホームに取り残される人が出る始末でした。
今年は大人が100円で乗り放題(子どもは無料)、地域関連イベントは昨年の19から49へと増えています。
ここへこまち広場しがのみんなで行ってみて、交通まちづくりを進めるための“ひろば”の可能性を探してきました。
参加者10人とスタッフ6人が近江八幡駅に集合し、電車に乗って八日市駅へ。駅前と二つのガチャフェス会場を散策後に水口・日野コース、貴生川コース、愛知川・高宮・多賀コース、米原・尼子コースの四手に分かれ、それぞれ見学し、彦根会場で再び合流後、彦根のまちあるきを楽しみました。あちらこちらで地域の歓待を受けて、一日中歩き回った疲れも飛びました。
ポテンシャルがあまり生かされていなくてもったいない場がある一方で、すでに地域の多くの主体が関わってみんなで盛り上げている場もありました。
普段から駅にコミュニティ機能が備わっているところもありました。
このフィールドワークの結果は、一人ひとりがリポートを書いて提出し、第2回のこまち広場しがで報告をすることになっています。
参加した十数人のそれぞれの視点での発表が楽しみですね。
フィールドワーク終了後は、学生が主体となってリノベーションを進めているコミュニティカフェOn Your Markで懇親会。学生さんとカフェマスターも一緒になって交流しました。
人がたまれる場所があること、自分が役に立っていると感じられる場があることの大事さを感じる機会にもなりました。
中締めをしたあたりで、近所での会議帰りと思われる彦根銀座商店街の関係者の一団がやってきて(その中には第3回フォーラムの講演者のひとり阿部俊彦さんの姿も)、さらに不思議な交流が続き、あらためて“ひろば”について考えることになるという楽しく学びのある一日でした。
左下アップが店主の忠田季空さん
※カフェOn Your Markでは、リノベーションの資金を集めるために、学生さんがクラウドファンディングを立ち上げています。
1年前の開店から彦根のまちづくり拠点としてすでに機能しているこのカフェをぜひ応援してあげてください。〆切は2023/12/21です。
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(やさしい交通しが 事務局)
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