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まちのわ会議「事例から考える近江鉄道沿線のこれから」開催しました

  • yasashiikotsushiga
  • 3 日前
  • 読了時間: 4分

 2024念2月11日に開催した「まちのわ会議 事例から考える近江鉄道のこれから」、遅ればせながらの報告です。


 「まちのわ会議」は、地域の困りごとを解きほぐし、取り組むべき課題としてみんなで共有することを目的に、東近江市協働ラウンドテーブル運営委員会が運営されている対話の場です。今回は私たちやさしい交通しがとの共催での開催でした。


 輪状に設置されたラウンドテーブルの周りには5人の着席者が座り、それを放射状に取り囲むように一般参加者が座りました。


 まずは着席者からご自身の活動事例を紹介。

 最初にわれらがやさしい交通しがからメンバーの山田和昭が、今回の企画の趣旨説明も兼ねて、鉄道が地域にもたらすメリットと、近江鉄道線が上下分離によって私たちのものになったこと、だから住んでいる地域のために鉄道を使い倒してにぎわいを作っていこうと呼びかけました。


 続いて、「太郎坊チャレンジ」を主宰されている今宿裕昭さん(ステップアウトマーケティング合同会社)から、由緒ある太郎坊宮の参道、石段379段をダッシュで駆け上がるイベントのご紹介。

 映画ガチャコンの監督、ムラヤマ・J・サーシ氏(MJSイメージワークス)からは映画のダイジェストを紹介しながら、鉄道のある地域のよさについてのお話。

 近江鉄道ED314保存活用プロジェクトやの西田善美氏(さくらがわ夢の館)は、桜川駅を拠点に子どもたちに駅や鉄道の楽しさを伝えていく様々な取組を。

 そして近江鉄道株式会社からは、和田武志さん(鉄道部 鉄道営業課 課長)に、地域の皆さんと一緒にまちづくりを進めていく近江鉄道みらいファクトリーの取組をお話しいただきました。


 

 ここからはバズセッションということで、参加者が3人組になり、「皆さんの活動に近江鉄道はこれからどんな活用ができますか」というテーマで語り合いました。


 再び着席者の皆さんから、これまでの話を聞いてさらに今後やりたいことについての思いを聞かせてもらいました。

 そして東近江市協働ラウンドテーブル運営委員会から、ここまでのまとめの紹介。




 近江鉄道をどう活用していくか。着席者の皆さんからは、地域活動を通じて近江鉄道をもっとPRしたい、映画に出るとともに観てもらう、地域の人がこんな場でもっと知って考えること、行政や近江鉄道にもバックアップしてほしい、などの意見が出て、近江鉄道の和田さんからは駅を活用して地域と一緒に何かできるようにしていきたいと応答がありました。

 鉄道会社は地域に対して閉じていることが多いので、こんなふうに地域に一緒にやろうという近江鉄道は実はすごいのです。


 さて、まちのわ会議のプログラムとしてはここで一区切りで、後半はやさしい交通しがから2024年度に行ってきた活動の紹介をしました。



 「コミュニティ・モバイル・カレッジ」はのぼりを立てさえすればそこに学びの場ができる、駅周辺エリアで活動している人を先生に教えあう、という提案です。まずは1回、八日市のデニムのまちづくりを広げていくもの。前年のフォーラムのゲスト、フォーティナイナーズの小中儀明さんの「100%近江産のデニムを作りたい」の実現に向けて、綿花を栽培している人、藍染めをしている人、服飾の人をつなぐ場を開き、この日から新しい動きが始まっています。



 「駅カフェ・バル&マルシェ in ガチャフェス」は。まちづくりの敷居を下げてみんなで駅を中心に楽しんでみようという事業。鳥居本駅を舞台に30人ぐらいが集まって、物販、展示、音楽など様々なイベントを行いました。ここから、これからもともに何かをやろうというつながりが生まれました。



 「ジオラマワークショップ」は、高校生と一緒に駅舎とその周辺の模型を作ることでまちづくりを考えようというプロジェクトです。鳥居本駅舎を中心に、その駅が生きて生活者も観光者も楽しめるまちのあり方を、現在と希望の姿の二つのジオラマを作成することで駅とまちについての視野を広げました。


 「市民活動プロデュース講座」は、これら三つのプロジェクトの円滑な運営を支えるための基礎を学ぶ3回の連続講座です。企画運営のコツ、会議の進め方、動く人のコーディネートの3テーマから学びました。


 やさしい交通しがからの活動紹介は以上です。2024年度は沿線で活動する人を増やす取組をしてきました。

 こうしていろいろな人があちこちの駅や沿線でいろいろな活動をして、じわじわと近江鉄道沿線を盛り上げていく。それが近江鉄道線というこの地域のシンボルを生かし、まちの魅力を上げて、地域を盛り上げていく、住みやすく楽しい私たちのまちをつくっていくということです。

 今回のまちのわ会議では、沿線で活動されている人がたくさんいて、それぞれに鉄道の走るこの地域を活性化していこうという熱い想いでつながっていることが確認できました。

 これからもこのつながりを大切にしながら、お互いに切磋琢磨して近江鉄道線を活かしたまちづくりをさらに活発にしていけるといいですね。

(やさしい交通しが 南村)

 
 
 

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