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本年度のこまち広場しがの活動がスタートしました 8/25キックオフ報告




 長らくお待たせしました。今年度の活動が始まりました!


 8月25日(日)、彦根のコミュニティカフェOn Your Markにて、まちづくりと交通の広場しが2024(こまち広場しが)の本年度のキックオフとなる会を開催しました。


 これから来年2月にかけて、三つのプロジェクトと連続講座、成果発表&地域交流会を行います。その内容について紹介するとともに、主にプロジェクトの一つについて、集まってくださった皆さんと意見交換をしました。


 参加者はスタッフ込みの26人。年齢層は20代が中心と、若めです。

 はじめに主催のやさしい交通しが(人と環境にやさしい交通まちづくりプラットフォーム滋賀)と昨年度の活動について紹介しました。





 続いて、「近江の交通とまちづくり」について、メンバーの山田和昭(日本鉄道マーケティング、前近江鉄道鉄道部部長)からお話ししました。赤字だ赤字だと言われる近江鉄道、公共交通ですが、実は地域には大きな黒字をもたらしていることを紹介し、負担・負債だと言われている支出は地域をよくするために必要な公共投資だということなどを解説しました。





 そして予定している三つのプロジェクト(PJ)について紹介しました。


(1)PJ2 駅で多様な住民活動団体が協業する講座と実習

   略称:駅協業 愛称:駅バル

 「近江鉄道グループにぎわいづくりDAYガチャフェス2024」における複数の駅をまたいだバル・ライブ・マルシェの企画・実施を通じて、大学・市民・団体が交通まちづくりを理解し連携できる体制を作ります。


(2)PJ3 交通・都市空間デザインの学生講座と実習

   略称:都市学生 愛称:ジオラマ

 複数の高校や大学の生徒と学生と共に、駅やまちのジオラマ作成を実習しながら近江鉄道駅周辺の理想のまちづくりを学び、体得します。


(3)PJ1 沿線市民に共創プラットフォームを作る講座

   略称:駅共創 愛称:コミュニティ・モバイル・カレッジ(CMC)

 近江鉄道沿線にて地域活性化を行うプレーヤーによるまちづくり講座を開催し、沿線に愛着を持つ共通意識の形成をめざします。



 これらのプロジェクトを実現するには、他人事でいてはいけません。自分事として積極的に関わることで、私たちの暮らす地域をより楽しくすることができ、それが交通まちづくりを進める人材として私たち自身が育っていくということです。


 さて、実際にプロジェクトを運営していくとなると、様々なノウハウが必要になります。そこで、これからプロジェクトに関わる皆さんのための「市民活動プロデュース講座」を開講します。「活動のマネジメント」「協働できるミーティング」「仲間を集めて動かす」の三つのテーマで、活動に必須のテクニックの一端を学びます。

 すべての事業が終了した来年2月頃には、地域の皆さんに向けた成果発表の場を持ちます。





 ここからは質疑応答と、参加者全員による意見交換ワークショップを行いました。


 「この活動は近江鉄道線を盛り上げるのが目的なの?」

 いいえ、違います。活動の過程で盛り上がることは期待できますが、目的はそこではありません。むしろ、近江鉄道線を利用して、自分たちの手でまちをもっとおもしろく暮らしやすくすることが目的です。この春、上下分離によって近江鉄道線は私たち滋賀県民のものになりました。自分たちのものなら、徹底して使い倒し、遊び倒し、自分のやりたいことを実現するためのツールとして活用してしまいましょう。


 「交通まちづくりを学ぶ機会は何が用意されているの?」

 昨年度は一般市民向けのフォーラムを開催しましたが、今年度はプロジェクトを実施することを通じて、「企画者が学ぶ」ことを主眼に置いています。一般の人に対しては、これらのプロジェクトを通じて、近江鉄道に乗る機会が増えればそれが第一歩になります。実際に一昨年の近江鉄道無料デイのあとは乗客が5%増えました。


 集まっていたのはPJ2の駅バル事業に関心が高い人が多かったので、意見交換はそこが中心になりました。

 「高宮駅の小さくてかわいい施設を利用して飲み物を提供したい」

 「あの場所はいいですよね、DJブースにしたいと思っていました」

 「駅舎がステキな鳥居本駅で展示をしたいので、あそこを使いたいところは一緒にやりましょう」

 「音楽ライブに使う機材は、いろんな団体で共有できるようにして負担を減らせるといいですね」

 ……などなど。すでに皆さんの頭にはイメージがあって、話しているうちにさらに広がっていくことが感じられました。

 協力して進めるためにこれから必要になることなどについても意見がたくさん出ました。これから駅バルプロジェクトの運営に役立ちそうです。


 最後に、これからの各プロジェクトのスケジュールを紹介し、参加を呼びかけて、キックオフ会議は終了しました。





 そのあとはお楽しみの懇親会。飲み食いしながら話し足りなかったことをワイワイと語り合いました。

 今年度のキックオフにふさわしい、元気の出る会になりました。


 わくわくでいっぱいのこまち広場しがはいつでも途中乗車OK。参加したくなったらどうぞどこからでも飛び乗ってください。

 ご連絡はやさしい交通しが事務局まで。お待ちしています!


(やさしい交通しが 南村多津恵)

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