11月9日(土)、まちづくりと交通の広場しが2024(こまち広場しが)の三つ目のプロジェクト、「交通・都市空間デザインの学生講座と実習」、通称ジオラマプロジェクトの第1回ワークショップを開催しました。
このプロジェクトは高校生や学生を対象としていますが、集客に苦労しています。来るはずだった高校生が体調を崩したり部活が入ったりで複数人が来られず、スタッフのほうが参加者の数よりも多くなってしまいました。
会場は彦根コミュニティカフェOn Your Markです。はじめに私たち、やさしい交通しがの紹介とスタッフの紹介、参加者の自己紹介、そして自分の好きな駅ってどんなのだろうとみんなで出し合ってから、「鉄道とまちづくり」についての話題提供をしました。
話し手は日本鉄道マーケティングの山田和昭
いろんな駅の写真を見て、駅の持つ機能についてのお話を聞いて、普段は何気なく通り過ぎているだけの「駅」に対するイメージが膨らみました。
そして、ジオラマに使う人形を並べて物語を作ることを試してみました。
休憩をとった後は、初めてのジオラマづくり体験です。本プロジェクトの担当者の戸田浩司は鉄道模型の制作60年の大ベテラン。近江鉄道「河辺の森駅」を実測して150分の1の図面に起こした型紙をもらって、参加者もスタッフもみんなでカッターナイフと定規と両面テープやボンドを使い、おしゃべりしながらも真剣に組み立てていきました。
みんな独り言を口々に発しながら……
それぞれ完成です! 駅舎がこれだけ並ぶと圧巻ですね。
出来上がったものをボードに載せて、線路や電車や人形を配置してみたら、なかなかいい感じ! ジオラマってこういうものなんだ、というイメージをつかむことができました。
参加した皆さんの感想は、「イベントなんて大したことないと思っていたけれど、人を呼んで活性化する力があると思った」「駅の役割についての話に感動した。いろんな駅でいろんな出会いがあることを大事にしたい」「集中して作ったのが楽しかった。駅を中心に町を広げてみたい」など。
面白かったから次も楽しみだというムードができました。
さて、第2回は11月17日(日)、今度は「駅あるき」です。
実際に近江鉄道に乗って、いくつかの駅を見て歩き、気に入った駅の写真を撮ったり計測したりして、自分が作りたい駅について考えます。
このジオラマプロジェクト、途中乗車はOKです。これから参加したい人、ぜひ事務局までご連絡ください。一緒にわくわくしましょう♪
(やさしい交通しが 南村多津恵)
ジオラマプロジェクトの詳細は→こちら
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